• kojikumagai

DXとブロックチェーンの深い関係

最終更新: 4月1日

ブロックチェーンというと暗号資産がすぐに頭に浮かんでしまうのですが本命はビジネスシーンでの活用だ!とここ数年言われてきました。

ただ実際に見回してみるとWebでは物流や製造シナリオは溢れかえっているもののあくまでもシナリオ提示だったり実証実験だったり実プロジェクトのお話はさほど出ていないと感じられます。

これはブロックチェーン技術とそのメッセージが先行しすぎたせいでブロックチェーン技術で何かを成すというアプローチと事業側ニーズがマッチしていないと言うことが理由なのではないでしょうか? AI周辺でも同じことが言えると思います。


では何が主要メッセージなのかといえばDXです。

組織内外のプロセス革新とそれを支えるデジタル化・自動化技術の活用。B2Bでのブロックチェーン活用シナリオも先にあげた通りサプライチェーン、物流などでの活用が挙げられており、これはブロックチェーンプロジェクトではなくデジタル化による業務革新プロジェクトに他なりません。それを支える技術の一つとしてブロックチェーンが存在するのです。

例として企業の見積もり・受注・請求プロセスを考えてみます。


見積もり・受注・請求プロセス

ベタベタなケースだとEXCELで見積り作成しメール送付・EXCELベースの発注書をメールで受け取る。請求は紙の請求書と周辺エビデンスの郵送もしくはメールでの送付。これが現状とします。

これを情報入力による見積書の自動生成・発注書受信からの自動読み取りと販売管理への自動登録・請求書の生成とメールでの自動配信。紙の場合には封入業者への情報配信となります。ここでのポイントは顧客とのインターフェース自体は変わらず、内部の処理が自動化されたと言うこと。これが営業プロセスDX化プロジェクトとして進めたとします。


ここで受発注にかかるプロセスをより検証・追跡可能なものにしたいと言うニーズが出るケースがあります。B2Bでの受発注と請求、納品と内部的な売上計上など一連のプロセスを内部統制的に強固したい。交換される文書の改ざんリスク排除・受注・納品・売上計上イベントの正当性確保など。ここでブロックチェーンが生きてきます。例えば取引ネットワークを構成し

見積りや発注の取引イベントのブロック化。ここにはタイムスタンプや取引情報・交換される文書のハッシュなどが管理されます。また社内ではこれらに加え納品や売上計上イベントをブロック化し見積もりから売上計上にかかるつながりを正しく追跡可能とします。


さて最初に戻りましょう。前項で解説したとおり営業プロセス改善を目的としたDXプロジェクトにより組織内外でデジタルデータが有機的に交換されたことで次のニーズが生まれる。かつブロックチェーン技術を組み込む下地が出来上がっている。ビジネスドメインにおいてDXとブロックチェーンは切っても着れない関係にあると言えます。

今後様々なシナリオでのDXプロジェクトが進行していく思いますが、そのシナリオを俯瞰するとブロックチェーンの真の活用方法見いだせるのではないでしょうか?




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