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プロダクトライフサイクルをブロックチェーンで管理する

ある”モノ”について出荷から破棄までのライフサイクル。これをを管理するブロックチェーンで管理するそんな動きがあります。


2018年発足になりますが自動車のライフサイクルをブロックチェーンで管理する。そんなコンソーシアムが設立されました。MOBI(Mobility Open Blockchain Initiative)と呼ばれています。中核コンセプトは車両に対して出生証明書として車両を一位に識別するブロックチェーンベースのVID(Vehicle Identity)を使い・譲渡・メンテナンス等のイベントを追跡するという物でありユースケース毎のワーキンググループを通して活動をすすめています。


・VID(Vehicle Identity)

ブロックチェーン上に存在するID。車両に対して一意に割り付けられこれをウォレットに紐付け、車両の基本情報である製造証明書や所有者、保証などを管理しています。

・UBI(Usage Based Insurance)

利用ベースの保険と車を結びつけるシナリオです。車両や人に対して多岐に渡るUBIのデータやプリケーションを結びつけるフレームワークの定義を目指しています。

・EVGI(Electric Vehicle Grid Integration)

電気自動車・充電器・電力会社それぞれIDを持ち、標準形式でのメッセージ交換で充電・生成・交換などのトランザクションを追跡するフレームワークの定義を目指しています。

・CMDM(Connected Mobility Data Marketplace)

モビリティーデータ交換のマーケットプレースフレームワークです。車両データを利用したターゲティング広告や機械学習によるより良い運転アルゴリズムのための運転データの共有などのシナリオを容易にするフレームワークを目指しています。

FSSC(Finance, Securitization, and Smart Contracts)

車両の価値を交換するためのフレームワークです。モビリティ資産のトークン化やモビリティ資産の共有オーナーシップ管理などメーカー、自動車金融会社、ディーラーなどが容易に実現するためのフレームワークを目指しています。


モノが出来上がってから破棄されるまで情報を管理・共有すべき様々なイベントが存在し様々な組織と個人が関係してきます。MOBIは車両のライフサイクルにかかるイベント情報を安全・確実に管理する基礎技術としてブロックチェーンを採用しました。ライフサイクル自体は短いですが医療器具そして危険物等はQRコードやRFIDと商品識別コード(GTIN)を組み合わせた活用も始まりつつあります。

比較的長いライフサイクルの製品やライフサイクルは短いながら人命に関わる製品かつ複数の人・組織が関係するもの。このようなユースケースでの活用が進んでいくと思われます。


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